只今修理中のKAWASAKIゼファーχとSUZUKIイナズマ400、どちらもキャブのOHを行っているのですが、どちらもキャブレター内のフロートバルブというパーツを注文して今日入荷してきました。
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←これがフロートバルブです。


フロートバルブとはその名の通りキャブレターの中にフロートというウキが入っていて、その真ん中に付いているもので、ガソリンタンクから流れてくるガソリンがキャブレターの中に一定量たまったら、それをSTOPしてくれるパーツです。このパーツがダメになったりバルブシートとの密着不良をおこすとオーバーフロー(ガソリンもれ)を起こすわけであります。
ゼファーとイナズマはどちらもケイヒン製CVKタイプのキャブレターを採用しております。cvk 004cvk 005

 

 


一般的にホンダ、カワサキはケイヒン製、ヤマハ、スズキはミクニ製を採用してますが、まれにスズキ、ヤマハ車にもケイヒンを採用することもあります。その逆もあります。
前置きは長くなりましたが同じCVKのキャブであれば使っているパーツも同じであろう、もちろんメーカーは違いますので部品番号は違います。しかし中身はやはり同じものでした。cvk 002

 

お恥ずかしながらこの商売を長いことやってますが今までまったく気が付きませんでした。今回同じ形式のキャブを同時にOHし同じ個所のパーツを注文したので分かったことなのですが1つの違いがありました。
そうです値段です。かたやスズキのメーカー小売希望価格が945円、カワサキは1,940円 倍以上です 4発キャブですんで×4にするとかなりの価格差が発生します。
商品の価格はその物の減価、流通にかかわるコスト、人件費などで価格が決まるのでしょうが、同じものが倍以上です。ヤマハにも同じものがあり価格はカワサキ並みなのでスズキが安すぎるのかもしれませんが、これどうなんでしょ?
国産であればブレーキレバーやスイッチなど共有して使えるパーツがあります。
これらもメーカーによって多少の価格差はありますが、せめて同じパーツであれば各メーカー足並みを揃えてほしいとこです。
もし食べ物でA店では1,000円、B店では2,000円、もしそれがパッケージが違うだけで中身が同じであることが判明したら、もうその店には行きませんよね食べ物と一緒にしちゃいかんだろうけどなんだか納得いきませんね
もし今後同じような修理が入ってきたらスズキのパーツで対応しようと思います。安いにこしたことありませんもんねジョージ君にはカワサキのパーツで対応します